2009年5月15日金曜日

中国工場にシェルマシン導入


当社中国工場・鄭州日新精工有限公司にシェルマシンの1号機が導入されました。
鋳物の中子(なかご)を製作する機械です。
中国国内メーカーも多々ありますが、機能的な面では単能機が主流であり、実際の製造工場では人海戦術で作業しているのが現状です。
しかし、この度当社が導入したシェルマシンは、日本国内の素晴らしい技術をもたれたメーカーさんとタッグを組み、作業性・効率に優れたマシンを中国に送り、日新精工で一緒に組み立てました。
価格面ではまだまだ中国メーカーのものより高いものの、実際には機能や効率を考えれば、大幅にメリットがあるもの。これからの中国でも、人海戦術から、効率化・省力化は進んでいくと見られ、必ず必要になる機械の一つです。もちろんこれから部品の中国製作も含め、中国市場で販売しやすいコスト改善にも取り組んでいきます。早速多くの鋳物工場さんが来社されて、デモを見学されてすぐにでも欲しいとの声が寄せられています。
日本国内の鋳物工場は、実際に稼動している工場は約600社程度といわれています。
これに対して、中国の鋳物工場は2万数千社あります。この内、約4,700社が当社日新精工のある河南省に集中しているのです。この数字からも中国市場がいかに大きいかが分かって頂けると思います。
日本市場は冷え込みが続いていますが、中国の市場は日本より早く動きが出てきます。
世界経済の動きに乗り遅れることのないよう、スピードを上げて取り組んでいきます。

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