2010年2月27日土曜日

金子勝氏の講演を聴いて

先日商工中金岡山支店開設60周年記念講演会として、慶應義塾大学教授の金子勝氏が「構造改革でどうなる地域経済」の演題で講演された。

大胆な切り口で、ずばっと持論を展開されて、大変聞き応えがあった。
前回の世界大恐慌との違いも説明される中で、では我々はどうやってこの大不況を切り抜けるべきか?

石炭から石油へのエネルギー転換が戦後の技術基盤を作ったように、これからの新しい産業を生み出す中で、次なる発展を生み出していかねばならない。
ドイツでは第3次産業革命と言われているように、今回の地球温暖化防止などから生まれる技術革新から新しい産業が生まれる。
なにより、「日本という国が、あらゆる常識をひっくり返すほどの転換が必要」との事。まちがった構造改革に、正面から総括していない為、ひずみが生じ、着実に落下しているとの事。
大変うなずける話である。中国をはじめとする新興国の急成長は誰の目から見ても明らかで、いつの間にか日本はあらゆる分野で置いてきぼりになってしまった・・・。
これからの日本が生き残れる道について真剣に向き合っていきたいと思う。

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