2010年7月6日火曜日

河南省での製造業の今


今回の訪中の目的の一つは、日本国内において、ものづくりをする環境が日を追うごとに厳しさを増す中、今後中国での展開をどのように取り組んでいくべきか?を日本でお世話になっている某機械メーカーさんにご紹介する事。

実際に中国河南省という内陸部で、一体どれほどの経済成長が進んでいて、何が起こっているのか?
皆さんにご自身の目で見て、感じて、今後の展開に参考にして頂ければと思ったからである。

またもう一つには、上海にある日系メーカーさんから新規のお引き合いを頂戴したため、工場案内をすると同時に打ち合わせをするためである。

よって、今回は計7名様をご案内しての鄭州2泊3日の視察である。

日程がタイトであるため、過密スケジュールを組んで工場を回る。

まず早朝から洛陽へ向かう。洛陽という町自体は河南省西部にあり(鄭州から車で片道約2時間程度)、中国王朝の首都でもあった歴史の町。岡山市とは姉妹都市でもある。(偶然にも日本で他に姉妹都市になっているのは、奈良県橿原市で、こちらはカネミツ事業部からすぐの町である)

洛陽では生産能力が高い鋳鋼工場があり、年間65,000tの生産量をほこる。
70t炉で溶解し、4基の保持炉を含め一度に約300tまでの生産が可能。

1個あたり40tの製品が山積みされ、造形現場も巨大な遺跡発掘現場のよう(1番上写真)。
大型の横グリ加工機や、直径6mまで加工可能な縦型旋盤などなど、全てが大型の設備である。
工場の生産状況もフル操業との事。

ここ洛陽には、ユネスコ世界遺産に登録されている竜門石窟などがあるらしいが、当然観光などせずにすぐさま次の工場へと向かったのである。 


鄭州までもどり昼食。そのレストランは、全体が巨大なドームになっており、あまりの広さからホールスタッフはローラースケートで運ぶ(右写真・中国版の光GENJI!?)

午後は弊社工場で見学と打ち合わせ。更に前回ご紹介した鄭州大学の研究所を見学し、夜は商社の方々と会食。明日の視察に備える。

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