2011年7月16日土曜日

河瀬直美監督と

河瀬直美監督と

カネミツ事業部でお世話になっているシステム会社さんの御案内で、FUJITSUファミリ会関西支部さん企画の、『奈良が誇る名監督の情熱にふれる』という講演会に参加させて頂きました。

まずは『世界と繋がる映画表現とその想い』というテーマで、河瀬直美監督からご講演頂きました。

 

河瀬監督は、2007年カンヌ国際映画祭新人監督賞を『萌の朱雀』で受賞された映画監督です。また、『殯(もがり)の森』でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞されたり、今最も注目されている映画監督のお一人です。

『NARAtive(ナラティブ)』という言葉を掲げ、今後活躍が期待される世界の映画監督を奈良に招き、“奈良”を舞台にした作品を制作してもらい、世界に発信する活動を精力的に行われています。

この作品が世界中を巡って、世界の人に見てもらうことになり、奈良の魅力を知ってもらうことにつながります。作品が自ら魂を持って奈良を知らない人たちのもとに届けられるのです。

また、これからの時代を担う子ども達に、映画を通じて心を養うことにも力を注がれています。「映画は観せられるのではなくて、観る力を養うことが大切だと・・・」このことには小生も特に共感し、取り組みについてなど言葉を交わさせて頂きました。

河瀬監督はハリウッド映画(例えば流行のSF物や3D中心の作品など)といったものとは趣が異なり、とにかく人間の人間らしい内面を特に掘り下げて表現されておられるように感じました。

家族の姿、生まれてくる生命の尊さ、人の心の強さや弱さなど・・・。

そんな河瀬監督の“想い”に、きっと魂が宿って、人々の心が揺さぶられる作品になっているのだと思います。

最新作は、奈良県飛鳥地方を舞台にした最新作『朱花(はねづ)の月』という作品で、2011年9月からが公開されるとのことです。是非映画館で拝見したいと思います。

朱花の月 チラシ 朱花の月 001

公式サイト:http://www.hanezu.com/

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