2017年4月26日水曜日

ドイツ発祥といわれるIndustrie4.0を探る視察④

自動車部品大手で、産業機器、消費財・建築関連機器(電動工具(パワーツール))などを扱う巨大企業(非上場)。

グループを含め全社員は37万5千人、子会社関連企業は約440社もあるとのこと。

グループ全体での売上高は70.6 billion euros(約8兆4千億円)で、内60%が輸送機器関連とのこと。

16年では約1兆円にもなるディーゼル関係では、内アジアが33.4%を占め、EUでは横ばいに対してアジアは7.5%も成長しているとのことで重要視しているとのことでした。


こちらの工場では高圧燃料噴射ポンプ(CP4)の生産ラインを中心に、Industrie4.0の取り組みも含めて案内頂いた。

社内設備、主軸スピンドルの使用状況をデータ化して、摩耗の状況などを把握することでタイムリーな交換を行っている。

効果として見込めるのは、トラブルや故障による時間のロスを削減できること。

人の関わる部分を少なくして効率化に努めているとのことでした。


その効果についても質問しましたが、作業時間は△12%改善し、スピンドルの在庫量も△20%削減できたとのこと。

IoT活用による改善活動として学ばせて頂きました。

(→広大な工場敷地内には緑も多く、社員の方々がくつろぐ姿も見えました。)

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